●ゴンズイについて

ゴンズイは、ナマズ目ゴンズイ科に属し、本州中部以南、朝鮮半島、インド洋、紅海などに広く分布し、主として沿岸岩礁域に生息しています。
 体は細長く、オタマジャクシのような形をしています。第2背びれと臀びれと尾びれは連続し、口にはひげが4対あります。体色は黒褐色で、体側には2本の黄色い筋が見られます。
 この魚は、自分の身を守るため胸びれと第1背びれに毒棘(毒のとげ)を持っていますが、誤ってこれに刺されると激痛が走り、患部は赤くはれ、時には水ぶくれをおこすことがあります。
 ゴンズイは夜行性で、昼間は岩かげなどに隠れています。しかし幼魚はフェロモンを分泌し、お互い引きつけ合って「ゴンスイだま」と呼ばれる団子状の群れをつくり、昼間でも活発に泳ぎまわります。
 成熟して6〜8月の産卵期になると、群れからはなれてペアーで行動し、砂を掘り産卵床をつくります。黄色で直径約3mmの分離沈性卵を200〜600粒ほど産卵します。